RTL-SDR TV28Tv2DVB-T(820T) USBドングルを使ったADS-B信号を受信する方法の記録です。
RTL-SDRの使い方(Windows編)
機材の紹介
はじめに、使用する機材を紹介します。RTL-SDR USBドングルは、アマゾンで購入することが可能です。 もっともベーシックなRTL-SDR USBスティックは中国製で価格も2000円前後で購入することができます。ただ、中国製であるためUSBコネクタや水晶振動子などの部品に信頼性の低い部品が使われていて長時間使用していると受信周波数がずれたりすることもあるようです。
少し価格は高くなりますが、それらの部品を交換した改良品も販売されています。
ベーシック製品
RTL-SDR TV28Tv2DVB-T(R820T)チューナー単品[RTL2832U+R820T][DVB-T+DAB+FM][バルク品]
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水晶振動子とコネクタ交換製品
中波、短波、簡易受信対応/マッチングトランス搭載+日本製水晶振動子換装 TV28Tv2DVB-T(R820T)カスタムチューナー[RTL2832U+R820T][オールバンド、オールモード広帯域受信用]【USBコネクター換装品】
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RTL-SDRを動作させるためのノートPCも用意しました。 Celeronプロセッサ搭載の小さなノートPCです。 オフィス作業をこなすには力不足ですが、ADS-B受信するアプリケーションを動作させるには十分動作します。
Acer Aspire E11 (Celeron N2840/4G/320G/11.6/Win8.1withBing(64bit)/APなし/クールシルバー)E3-112-F14C/S
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アプリケーションとドライバのダウンロード
アプリケーションはADS#(ADSシャープ)をつかってADS-B信号を受信します。 ADS#はSDR#に含まれていますのでアプリケーションをダウンロードします。
リンク:SDR# Download
2015年7月7日現在、最新版はRevision 1357です。
Downloadをクリックすると、インストール用のアーカイブsdr-install.zipがダウンロードされます。
このファイルを解凍すると、install.batがでてきますのでこれを起動してダウンロードとインストールを行います。
インストールが完了すると、sdr-installフォルダ内にsdrsharpフォルダが追加されています。
このフォルダの中にsdrsharp, adssharp, zadigなどADS-B信号受信に必要なドライバとアプリケーションが含まれています。
ドライバのインストール
Windows8.1にドライバをインストールします。
RTL-SDR USBスティックをUSBポートに刺します。
sdr-installにダウンロードしたsdrsharpフォルダ内にzadigアプリケーションが含まれていますので起動します。
Options→List All Devicesをチェック(有効に)します。
RTL-SDR USBスティックをUSBポートに刺します。
sdr-installにダウンロードしたsdrsharpフォルダ内にzadigアプリケーションが含まれていますので起動します。
Options→List All Devicesをチェック(有効に)します。
RTL2838UHIDIRを選んで、WinUSB(v6.1.7600.16385)となっていることを確認してInstall DriverかReinstall Driverをクリックしてドライバーをインストールします。
古いデバイスのRTL2832Uなどが出ることもあるようです。
アプリケーションダウンロード
ADSBScopeをダウンロードします
リンク:ADSBScope Download
リンク:ADSBScope Download
このzipファイルをダウンロードして解凍します。
ADSB#を起動して、Startをクリックします。
信号の受信をしているかどうかは、Frames/secに数値が出ていれば受信しています。
次に、ADSBScopeを起動します。
other→Network setupを開いてpresets枠のADSB#をクリックするとデフォルト設定を反映してくれます。 設定が完了したらcloseします。
次に、
other→RAW Data client ActiveをONにします。
これでADSBSharpからデータを受け取り始めます。
少し待つと受信データが表示され始めて、RegistやIdentに機体番号やコードが表示されると受信チェック完了です。
左側の窓には補足した地図に機体が表示されるようになりますので、地図の位置を移動してあげましょう。
地図を一旦小さくしてから、地球儀のような地図を回転させて日本へ移動させます。
そして受信位置近くを中心へ移動させて拡大してあげると受信した機体が見えてきます。
ADS-B信号受信テスト
ADS-B信号の受信テストを行ってみます。
ADSB#
ADSB#を起動して、Startをクリックします。
信号の受信をしているかどうかは、Frames/secに数値が出ていれば受信しています。
ADSBScope
次に、ADSBScopeを起動します。
other→Network setupを開いてpresets枠のADSB#をクリックするとデフォルト設定を反映してくれます。 設定が完了したらcloseします。
次に、
other→RAW Data client ActiveをONにします。
これでADSBSharpからデータを受け取り始めます。
少し待つと受信データが表示され始めて、RegistやIdentに機体番号やコードが表示されると受信チェック完了です。
左側の窓には補足した地図に機体が表示されるようになりますので、地図の位置を移動してあげましょう。
地図を一旦小さくしてから、地球儀のような地図を回転させて日本へ移動させます。
そして受信位置近くを中心へ移動させて拡大してあげると受信した機体が見えてきます。